ベランダの有効活用
ベランダは、大抵は洗濯物や布団を干す場所として使われることが多いはずですし、エアコンの室外機が設置されていたり、キッチンに納まりきらないゴミ用のポリペールが置かれていることもあります。
そして、非常の場合には避難経路として使用される場所にもなりますので、ベランダのすべてをガーデニングスペースにすることは不可能であるといっても良いでしょう。したがって、ベランダガーデニングでは、ベランダのスペースをいかにして有効的に活用できるかがポイントになります。
ベランダガーデニングに使用できない場所としては、布団を干す時に使う手すりの部分や、温風が吹き出すエアコンの室外機の正面、非常時に使用することになる避難壁の前、そしてベランダへの出入口となる半間程度のスペースがあります。
それ以外の場所はベランダガーデニングに使用できることになりますが、ラックがあればエアコンの室外機の上や壁際などの鉢を重ねて置くことが出来ますし、軽いハンギングであれば物干しなどにも掛けることが出来るでしょう。
また、集合住宅でのベランダガーデニングでは、周囲への配慮が欠かせないものとなります。例えば、ハンギングバスケットをベランダの外側に掛けたりすれば、落下の危険性がありますし、そのまま水やりをすれば階下に水が落ちてしまうことになります。
そしてベランダガーデニングでは、どうしても土や枯れた葉などが階下に落ちてしまいがちですから、まめに掃除をしておくべきです。